経営者にとって一番必要な数字というのは
経営者にとって必要な能力とは? にて、
にて、簿記や財務分析の過去の数字ではなく、未来の数字が大事だとお伝えいたしました。
今からいう話は、100%暗記をしてください!
じゃあ実際に、経営者にとって必要なスキルは
損益分岐点の求め方をマスターすること!だと思います。
今からいう話は100%暗記をしてください。
理屈じゃななくて、暗記をしてください。
実は算式は非常にシンプルです。カンタンです。
固定費➗限界利益率 ケース1
限界利益率っていうのは、普通に商売されている会社さんは、基本的には(粗利益率)(売上から原価を引いた率)と一緒です。
※製造業・建設業は除く
仮に・・・固定費が、月に300万円かかるとしましょう。
粗利益率を70%と仮定します。
300➗0.7= これが数式です。
必要な数字は、毎月かかっている固定費と自社の粗利益率をしっかり把握していることが大事です。
300➗0.7=428万円
仮に売上が428万円だった場合。
428万円×0.7=299.6万円
299.6万円-300万円=0
売上428万円上げれば、固定費300万円を稼げる。という話です。
固定費➗限界利益率 ケース2
じゃあ次は規模を大きくしてみましょう。
例えば建築業でみてみますと
粗利益率は35%といわれています。
5,000万円(固定費)➗0.35(粗利益率)➗=1億4,285万円
1億4,285万円×0.35(粗利益率)=49999.95万円
49999.95万円-5000万円=0
売り上げ1億4,285万円上げれば、固定費5,000万円をかせげる。という話です。
知らないといけない数字は、自社の固定費と粗利益率。
知らないといけない数字は固定費と粗利益率。これだけです。
それさえわかれば損益分岐点売上をカンタンに知ることができます。
固定費をギリギリ稼ぐのが損益分岐点
この数字がわかった上で、今度は利益計画をしていきます。
超カンタンです。
先ほどのケース1で利益計画をしてみましょう。
仮に月200万万円利益を出すためには・・・
じゃあどれだけ利益を出したいのか?
300万円(固定費)+200万円(利益)=500万円
500万円➗0.7=714万円
714万円×0.7=499.8万円
499.8万円-300万円(固定費)=200万円(利益が出せる)
で、この714万円の売上をどう稼いでいくか?
この714万円は
客数×客単価で決まる
1万円だったら・・・714人
10万円だったら・・・71人
100万円だったら・・・7人
これを分解していくと、
これが利益計画になります。
あとは、現実的な数字か?など皮算用していきます。
または、固定費を減らすか?利益率をあげるか?という話になっていきます。
これがシミュレーション能力となります。